肩こりは肩周辺の筋肉が硬くなり慢性的な血行不良により、
酸素不足や疲労物質の蓄積によって起こります。
下の図は肩甲骨周辺の主な筋肉です。
①肩こりといえば『僧帽(そうぼう)筋』や『肩甲挙(けんこうきょ)筋』(僧帽筋に一部隠れている筋)が主に硬くなって起こります。
②しかし『僧帽筋』や『肩甲挙筋』だけが原因ではなく、他の肩甲骨周辺の筋肉も関連しています。
・肩甲骨と脊柱を繋ぐ『菱形筋』、
・肩甲骨と腕を繋ぐ『小円筋』『大円筋』、
・図にはないですが『大胸筋』、
これらの筋肉が硬くなることで肩甲骨の動き(可動域)が悪くなり、『僧帽筋』『肩甲挙筋』への負担をさらに増大させます。
③さらに背中・腰と腕を繋ぐ『広背筋』も影響します。
広背筋は腕を挙げるとき伸びなければなりません。
しかし広背筋が硬くなると腕や肩が挙げづらくなり、
『僧帽筋』が
さらに頑張って挙げなくてはならず、負担が増大します。
このような姿勢では肩甲骨の動きもさらに制限され肩の筋肉に負担が出ます。
また重い頭をバランスの悪い姿勢で支えることになり首にも負担が増大します。
したがって肩こりは肩周辺だけではなく背中や腰も影響しているのです。
上記のことからわかるように、肩だけを揉んだり伸ばしても解消されません。
強く押したり揉んでもらっても一時的に楽になってもすぐに辛くなり
あまり効果がないことが多いのではないでしょうか?
そして頻繁に強く押していると筋肉はますます硬くなっていきます。
肩と肩に負担をかけている部位の調整をしていきます。 負担をかけている場所は必ずしも肩周辺とは限りません。 骨盤の歪みが間接的に肩に負担をかけていることもあります。 当店では身体は全身が連動していると考えて施術をしていますので、 肩こりでも背骨・骨盤の施術をします。 |
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